にしのかぞく

あきっぽい専業主婦のひとりごと

FUさんが我が家に来たのは

はじめてのペット

 winnyという名前だった。フォックステリア犬8歳。彼のことを知ったのはとある動物保護団体の里親探しのホームページだった。 以前、このブログでも少し触れたと思うが、私はペットを飼うのには反対であった。でも最後は子供達のためになると。 そのwinnyはとても扱いやすいしつけのいい犬であった。

       なぜ元の飼い主はこんないい犬を?


 不思議だった。でも我が家に来たのは何かの縁だと思い、またペットを飼うという新鮮な出来事に家族全員喜んでいた。 でもあっという間にwinnyは私たちの前から去っていった。重い病気を抱えているという事にすぐに気づいてあげられなかった。
 
 今でも彼のことを思うと苦しくなる。2ヶ月という短い期間。winnyは私たちと過ごせて幸せだったのであろうか?それとも

      なぜ元の飼い主が自分を置き去りにしたのか?

ということを考えていたのであろうか。どんな気持ちでいたのであろう。それとも犬には感情や考える能力がないのであろうか? そんなことを考えれば考えるほどwinnyを想い苦しくなる。悲しく辛い経験をした。

 

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               Winny

FUさんがやって来た

 FUさんが我が家にやって来たのはwinnyがいなくなって半年ほどしてからだった。
パパさんからのプレゼントだった。始めは戸惑った。こんなに早くwinnyのことを忘れてしまっていいのだろうかと。もっと彼のことを思い出して悲しんでいなければいけないのではないか。複雑な気持ちだった。

                                    子犬はとても可愛かった。


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 犬のしつけなど未経験。毎日、FUさんの後をついて回るばかり。それに日に日に大きくなっていった。気がついたらwinnyのことを思い出さなくなっていた。
彼にとてもすまない気がした。


出会いと別れ

 出会いがあれば別れがある。別れがあれば新しい出会いもある。誰もが経験することだ。でも
           
                                   別れ=忘れる
 

にはならないだろう。確かにwinnyのことを思い出すことは少なくなった。でも忘れてはいないのだ。だって思い出すたびに苦しくなるのは彼のことを忘れていないということじゃない? 
 FUさんと出会えた、彼とできる限り長い間過ごしたい。きっと、いつか別れがやって来ても、その時、精一杯幸せにしてもらった、幸せにしてあげたと思えるように。