恋の季節
Fuさんの初体験
Fuさんには許嫁がいます。 久しぶり"イイナズケ"なんて言葉使いました。(笑)
Fuさんと同じフォックステリア犬です。お歳もほとんど同じ。
半年以上前、いつものようにFuさんと散歩をしていたら、Fuさんのことを一目で気に入った相手の飼い主さん、「お願いします‼」とすごい申込みをされました。
私はそのお申込み、一瞬も考えることなくお断りしました。
ほとんどのペットたちは避妊、去勢手術をしています。 獣医さんもそれを勧めます。しかし、パパさんが去勢手術には反対だったため、それにFuさんが逃げ出すことは非常に困難だと考え、未去勢のまま現在に至っています。
獣医さん曰く、手術をしないのなら、メス犬を知らないほうが良いとも言われていました。
実際、Fuさんはあまり興奮する方ではないので季節の変わり目でも扱いやすいワンちゃんでした。
だから、この申込に私は賛成ではありませんでした。
「今日、こんな事があったんだよ〜。」とパパさんにこの話をすると、
「え〜、なんで断ったの? いいんじゃない。」 というではないですか。
結局、後日、その飼い主さんに連絡をして、ワンちゃんにヒートが訪れたられ知らせてくださいと伝えました。
それから8ヶ月経ちました。
先週の日曜日、その飼い主さんから連絡があり、今日まで毎日ワンちゃんデート。
まずはお互いを知るため、それから毎日一緒にお散歩。
その後、我が家へ来て、庭で二匹でのんびり過ごす。
彼女の名はルナちゃん。 ルナちゃんは積極的ですが、我が家のFuさん、内気でどうも上手くいきません。
ルナちゃんのパパさんは、ペットショップのオーナーさん。ブリーディングにも詳しい。
Fuさんは一応、4代先までの血統書があります。
この話を申し込まれた時、生まれてくる仔犬たちを、責任を持って面倒を見てくれる保証があることが唯一の条件、一番大切な条件でした。
私達はFuさんのお世話が精一杯で、これ以上お世話する自信はありません。
ペットショップを経営されてる方で、生まれてくる仔犬たちはすでに貰い手さんがいるということです。 売買されるのかどうかは知りません。
とにかく、仔犬たちが幸せに暮らせることだけをお願いしました。
二匹の恋
お互いに初めてのお見合い。 想像以上に難しいようです。
動物たちは本能で何でも出来てしまうのかと思っていたら
大間違い
一週間のお付き合い。
この恋はどうも成就しなさそうです。
ルナちゃんのパパさんは少し焦っている様子ですが、私達はこのままでイイと思っています。
Fuさんに気がないのなら、仕方がない。